無用の長物①
本当はみんな、それぞれ産まれた時にからだの奥深くでビッグバンが起こって、シュワシュワとエネルギーが外に向かって…
夫の泣き言ドットコム
本当はみんな、それぞれ産まれた時にからだの奥深くでビッグバンが起こって、シュワシュワとエネルギーが外に向かって…
夜の町 公園や 公営団地 あるいは ハイウェイ入口付近 の オレンジの光がつらなり 見知らぬ遠くを連想させる …
おれは助手席に座って、流れて行く光を見ていた。何周、どこを走っても首都高には夜の光がへばりついて、いつまでも飽…
世の中 勝つか敗けるか らしい そして敗者には 王冠は用意されないらしい それは 嘘だ なぜなら 栄光につつま…
近いうちに、引っ越す。 少しづつ荷物を、段ボール箱に詰めてゆく。大した量ではない。それよりも膨大なものは、段ボ…
ふとした縁で彼と出会ったのは数年前。ほんとうにたまたま。飲み屋で隣あった。10分も話もしないまま、彼は颯爽と帰…
帰宅すると妻子は風呂を済ませ寝入ろうとしているがまだ1歳と半の息子はうまく寝つけず、仕事そして生活につかれてウ…
便利な時代だ おれは 何かの不具合で深夜 家を飛び出す やり切れない 気持ちを抱えて でもちゃっかり ポケット…
目が醒めた。ベッドではない。ソファに首のみ凭れて、首から下は床に投げ出していた。目が渇き、視界が霞む。立ち上が…
砂漠色のキャッチャーミットは 分厚くて重い 手にグルグルと 饐えた生ハムをきつく 巻いたみたいに おれは ライ…